2015年8月23日 3:30
インターネットで地域の伝統的な祭りに当事者として参加したことがあるか聞いたところ、「ある」と答えた人が19.5%にとどまり、「ない」が80.5%を占めた。
調査はまず、伝統的な祭りを観(み)に行ったことがあるか尋ねた。「ある」は50.7%。参加以前に、観たことがある人が半数をわずかに超えたにすぎなかった。年代が低いほど割合が低く、20歳代は36.0%だった。

これに対し、当事者として参加したことがある人(19.5%)を年代別でみると、40歳代が最も少ない16.5%だったが、30歳代は最多の22.0%、20歳代も19.5%で全世代平均と並び、参加経験者の中では若い世代がやや高い結果となった。
参加形態(複数回答)では「神輿(みこし)を担いだ」が46.2%で最も多く、「山車を引いた」が35.9%、「伝統舞踊を踊った」が16.9%で続いた。参加理由(複数回答)では「祭りの雰囲気が好きだ」が最多の27.7%、「神輿を担いだり山車を引いたりしたかった」が26.7%だった。
一方、参加したことがない人に理由を複数回答で尋ねた。「参加するきっかけがない」が最多の48.3%。「住んでいる場所や職場の近くで祭りがなかった」が31.8%、「参加する方法を知らない」が22.4%で続く。主催者側にきっかけ作りや参加方法の周知努力が求められそうだ。
祭りの意義、役割を複数回答で全員に聞くと「伝統文化の継承」が最多の77.3%で、次いで「人々の交流の場を作る」が46.3%。祭りは伝統文化の継承やコミュニケーションにとって重要だと認識されているようだ。
祭りの中核となる担い手にはどの年代が適当かを複数回答で聞くと、多い順に「30歳代」65.2%で、「40歳代」44.4%、「20歳代」40.7%だった。また、中核となる担い手としてどのような人・団体が適任かを複数回答で質問すると、「地元に住んでいる人」が88.9%と最多。「開催地域に地縁がなく、祭りを運営したい人」は7.9%にとどまった。域外参加者に頼ったとしても、中核は地元住民であるべきだと考える人が多いようだ。
調査はクロス・マーケティングを通じて8月14~16日、全国の20~60歳代の男女1000人を対象に実施した。
