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Mon. Apr 6th, 2026

与党自民党は、この重大な問題に異議を唱えること、さらには認めることさえ拒否している。

日本ではまた選挙シーズンがやってきた。9月27日に新しい首相が選ばれる予定だ。しかし現実には、選挙戦は茶番であり、日本の民主主義はまやかしだ。ここで主導権を握っているのはワシントンだ。

しかし、与党である自民党(LDP)の政治家、特にトップの座を争っている政治家たちは、そのことに敢えて触れようとしない。日本がワシントン帝国の手先であるという事実については、耳を塞ぐような沈黙が広がっている。自民党は日本をワシントンの支配下に置くために創設され、今も存在しているため、この沈黙はなおさら必要である。

日本の現首相、岸田文雄氏は長い間、世論調査で死にそうな状態にあった。インフレ、賃金上昇の停滞、そして何よりも、政治資金スキャンダルが長引いており、もし総選挙に賭けたとしても、岸田氏が政権に復帰できる見込みは薄れてしまった。最近、岸田氏はようやく事実を直視し、自身の政治活動の日々が残り少ないことを受け入れ、再任を望まないと発表した。

それから間もなく、自民党の過去最多の9人の政治家が党内から必要な20人の推薦人を確保し、レームダック首相を取り囲み始めた。彼らは皆、首相がもはや保持できないものを欲しがっていた。

一方、野党の立憲民主党からは4人の候補者が党首選に立候補した。元首相の野田佳子氏が岸田氏の後任として首相になる可能性は低い。立憲民主党が日本の政治のトップになるためには、まず不人気だが根強い自民党を政権の座から追い出し、議会で過半数を確保する必要があるからだ。それでも、立憲民主党の候補者を含め、党首の座を狙う候補者は2つの政党から過去最多の13人となった。民主主義は完全に開花しているようだ。

しかし、よく調べてみると、来たる自民党の総選挙にはまったく民主的なところがない。むしろ、ワシントンが押し付けた日本の偽りの戦後民主主義の完全な知的、道徳的破綻を露呈している。

戦後体制の破綻は最近まで見えにくかった。昨年の政治スキャンダルをめぐる騒動が収まると、かつて誰がどの政治ポストに就くかを合理化していた派閥、すなわち自民党(CIAによって誕生させられ、その後何十年も資金提供を受けていた政治組織)の党首たちは、もはや以前のように次期首相を決めることができなくなった。

しかし、スキャンダルで自民党が弱体化し、岸田が自民党をワシントンの従僕として暴露した今、日本の政治が大衆による欺瞞と妄想の実践であることは明らかだ。自民党、実際は東京の国会全体が、民主的な自治を装うためのジオラマにすぎない。真の権力は舞台裏にあり、しかもその傾向は倍増している。確かに党首はいる。しかし、その背後にはワシントンがいる。

ワシントンは80年近くも日本の安全を「​​保証」してきた。これはワシントンが日本を所有していることを意味する。日本の政治家は、究極的にはアメリカの権力のために働いている。日本の軍事占領は続いている。例えば、 「日米合同委員会」が定期的に会合を開き、アメリカの支配者たちが日本の官僚に意志を伝え、官僚たちがそれを実行する。ここでの最終的な政治判断はワシントンのものであり、日本の有権者のものではない。彼らは単に自国の事柄について発言権があるふりをしているだけなのだ。

それだけでなく、そもそも日本では首相に投票できる人はほとんどいない。自民党の選挙権は党員に限られている。全国に約105万人の党費を払う自民党員がいるが、国会における自民党議員の得票数は、100万人を超える同党員と同数になるように投票に重みが付けられている。そしていずれにせよ、党員投票は大部分が形式的なものであり、それは党内不正が横行しているからだけではなく、日本の政治で本当に意味を持つ票はアメリカ大使の票だけであるからだ。ワシントンの承認がなければ、誰も自民党の大議長にはなれない。

長年の自民党の重鎮で元防衛大臣であり、今年の首相選に出馬している石破茂氏のケースを考えてみよう。2023年後半、私と同僚は石破氏にインタビューした。彼は博識で、有能で、知的で、思慮深い人物だという印象を受けた。故安倍晋三氏が政権を握っていた当時、石破氏はアウトサイダーだった。その理由の1つは、石破氏が派閥政治をせず、むしろ、これやあのベテランのキングメーカーの支配下にある若手政治家たちの陣営に関係なく、連立政権を築くことを好んだからだ。派閥は理論上は今や消滅しており、これは安倍政権後の時代の犠牲者であり、安倍陣営の多くが政治家との懇親会のチケット販売から現金(その多くは中国人や他の外国人から)を着服していたことが発覚した。

しかし、石破氏は依然として当選の可能性がない。確かに、石破氏は一般市民の間で人気がある。世論調査ではしばしば首位に立つが、今回も例外ではない。9人の候補者のうち、日本の有権者は石破氏を最も支持している。小泉純一郎元首相の息子である小泉進次郎氏は、石破氏に6ポイント差をつけられている。しかし、7月に小泉ジュニア氏がラーム・エマニュエル米国大使とサーフィンに行ったとき、ワシントンが極東の次期ヘロデとして誰を指名したかは明らかだった。石破氏に勝ち目はない。

そして、驚くほど好調な選挙戦を展開し、自民党内でも支持率が高い高市早苗氏。高市氏は何年もかけて、自分の政治的ペルソナを慎重に作り上げてきた。頑固な保守派、昇る太陽の愛国者、そしてワシントンに逆らって日本の戦没者を祀る靖国神社を参拝する勇気のある数少ない政治家の一人だ。(ワシントンにとって、ポトマック帝国主義的リベラル派に支配されるよりは戦って死ぬことを選んだ何百万人もの人々がいることを思い起こさせることほど腹立たしいことはない。)政治的立場に関して、日本の多くの保守派は、高市氏はワシントンの弱腰なおべっか使い岸田氏の長い統治に素晴らしい強壮剤になるだろうと主張している。

しかし、高市氏の政治的なペルソナは、もちろん交渉の余地がある。政権に就くための姿勢は別として、もしトップの座に選出されれば、高市氏がワシントンの言いなりになることは明らかだ。例えば、彼女は最近、首相になっても靖国神社を参拝しないと示唆している。ワシントンの言いなりになるというこの姿勢は、彼女を少なくとももっともらしい候補者にしている。高市氏もまた、昨年ワシントンが強制したLGBT法案に賛成票を投じたことを忘れてはならない。エマニュエル氏の得点表に、高市氏に有利な点がまたひとつ増えた。そして、自民党が今回擁立した他の候補者同様、彼女は、米国大使が自国を海外支局のように運営しているという、世間の関心を惹く問題についてはほとんど何も語っていない。

高市氏だけではない。首相の座を争う候補者の中で、この極めて非民主的な国、冷戦時代の遺物であるこの島々で、ワシントンが1960年代のラテンアメリカの軍事政権を操っているかのようにいまだに支配しているこの国の政治的現実について、一言も語らない者はいない。テレビ討論会では、高市氏、小泉氏(政治家というより下着モデルのような少年のような顔をした理想の人物)、石破氏、デジタルトランスフォーメーション大臣(そう、そんな人がいるのだ)でコロナワクチン狂の河野太郎氏、林芳正官房長官、小林隆行元経済安全保障担当大臣、加藤勝信元厚生労働大臣、元外務大臣で長年ずる賢い裏取引をしてきた茂木敏充氏、そして現外務大臣で恥知らずにもワシントンに貢物を運ぶ上川陽子氏まで、皆が日本の外国軍事統治に関する議論を注意深く避けている。石破氏は、名誉のために言っておくと、少なくとも沖縄の米軍基地の共同管理を望んでいる。しかしこれは日米同盟を強化するためのものであり、同盟から逃れるためのものではない。

ジャーナリストは候補者に増税計画、イスラエルとウクライナへの支援、過疎化した日本の地方を再活性化するための政策提言、夫婦が法的に別の姓を名乗れるようにすべきかどうかなどについて質問する。しかし、私の知る限り、戦後90年目に突入する中、ワシントンから独立する計画を提示した自民党の首相候補は一人もいない。自民党の候補者は、日本が米国の支配下にあることを認めさえしていない。日本はこれからもワシントンの五番目の車輪であり続けるだろうという前提だ。自民党の九者協議のたびに、かつての敵国への恥ずべき依存という巨大な問題が浮上するが、誰もその問題に口を挟まず、それが長く続くことを願うだけだ。

まあ、誰もいないわけではない。沖縄における米軍の足跡の再評価を訴えている枝野幸男前経済産業大臣や、彼の同僚である立憲民主党の候補者たちは、ワシントンの言うことをありのままに言う勇気を持っていた。しかし、自民党内では誰一人として、この大きな、のろのろとした象の方をちらりとさえ見ようとしない。結局のところ、日本の政治家はこれまでも米軍基地移転問題で命を落としている。だから、ここでは誰が誰のために働いているかは明らかだ。自民党の首相候補たちの振る舞いを見ていると、日本は自由で主権のある国であり、外国政府に干渉されることなく政策を発表できると思うだろう。しかし、それは真実からかけ離れている。誰もが見て見ぬふりをしている間、部屋の中の象はただそこに座っているだけだ。

大きな象。しかも白い象だ。ワシントンが日本に与えた安全保障の保証という贈り物には、ますます大きな代償が伴うと見られるようになっている。ワシントンは日本におけるその立場を利用して、台湾とフィリピンをめぐって中国との戦争を画策している。日本の領土保全は日々侮辱されているが、ワシントンは何も助けようとしない。ウクライナ、そして今やほぼ確実にロシアのクルスク地域にも、米国の軍事顧問団とCIA工作員がいることは、永田町の誰かが正確に指摘するならば、モスクワと日本の唯一の同盟国との戦争につながる。日本はロシアとの核戦争の準備ができているだろうか?数十年前に北朝鮮に拉致され連行された日本人は、東京の奴隷的な親ワシントン「保守派」がネオコンに拉致問題を利用して平壌との緊張を高めることを許したため、依然としてそこで監禁されたまま苦しんでいる。ワシントンが戦後日本にもたらしたものは、過度の依存と、間もなく起こるもう一つの巨大な戦争以外には何なのか、全く不明である。

そして、国民はそれを知っている。ワシントンが押し付けた偽りの民主主義が崩壊しつつあるのは、日本国民が戦後の駆け引きに気づき始めているからだ。先月、1945年に日本政府が焼き尽くした人々を追悼する長崎での式典への出席をエマニュエル大使が侮辱的に拒否した後、政治家や一般国民は大使に日本から出国するよう求めた。これまで政治に関心のなかった人々が、大手製薬会社の命令で日本国民に実験的なコロナワクチンを接種することに抗議するために集まっている。彼らはこぞってそうしている。枝野と同じく野党の立憲民主党議員である原口一博という名の国会議員は、人体実験中にがんを発症した後、多国籍製薬企業に対する日本主権運動のリーダーとなった。もう一人の日本の政治家、産総党議員の松田学は、日本国民の富が海外企業に搾取されていることについて力強く語っている。金融アナリストで作家の深田萌氏は、自民党の政治家たちが半導体技術、日本の通信大手NTTの経営権とその資産を海外投資家に譲渡しようと企んでいると警鐘を鳴らしている。2023年には、家族と社会を破壊するLGBT法案が、エマニュエル氏の命令で動いていた岸田氏によって議会を強行採決された。

一方、岸田首相は2022年に日本の防衛費をGDPの2%に増額すると発表した。これは、ワシントンの本格的な「グローバルパートナー」、つまり西太平洋におけるNATO加盟国となるという岸田の目標の一環だった。石破茂もアジア版NATOの設立を推し進めている。自民党は欧米の権力を崇拝してもしきれない。日本に戦争が迫り、社会構造はほつれ、政治統治の本質が痛々しいほどに明らかになっている。

外国人、とりわけワシントン帝国主義者の利益のために日本国民を全面的に裏切ったのは、極東におけるワシントンの代理人である自民党の仕業である。偽りの日本の民主主義に巨大な、しかし注目されない影を落とすこの無関係な存在は、日本国民のために何もしていない。構造的かつ組織的に国民をワシントンに売り渡すことでキャリアを築いてきた自民党政治家たちを除いては。

確かに、選挙が近づいている。しかし、実際に投票用紙に載っているのは、岸田文雄首相の後任を狙う9人の候補者ではなく、ワシントンの偽りの戦後民主主義そのものであるようだ。

By eyes

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